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2007年02月02日

▼ 風邪にはうどんが効く?

 昔、うどん屋では「うどんや風一夜薬」という薬が売られていました。客が風
邪気味だというと「熱いうどん食って早よう帰れ」と、この薬をすすめたそうで
す。                                  
 それでは、うどんは風邪にどんな効果があるのでしょうか。4人の男性にそれ
ぞれラーメン、パスタ、そば、うどんを食べてもらい、体温の変化をサーモグラ
フィーで測定してみました。                       
                                    
 食べた直後、4人の体温が上昇。2時間後、うどん以外の3人は次第に体温が
下がり、うどんだけは依然高い体温を維持していました。つまり、同じ温かいめ
ん類でも、うどんは体の温度を保つのです。これが、風邪に効くのです。   
                                    
 これは、めんの消化速度の差によるものです。4つのめんを消化酵素の中に入
れ、体内消化酵素と同じ37.5度に温度を設定し、消化を調べてみました。そうす
ると、2時間後、うどんだけが完全に消化されました。うどんの消化速度は、な
んと牛肉の3倍にもなるのです。                     
                                    
 うどんの消化速度の早さの秘密は、うどんの“コシ″にあります。コシの正体
はめんの中に含まれるグルテンという物質。小麦粉をこねることによって、2つ
のタンパク質が結合し、グルテンという編み目状の組織を形成します。このグル
テンがデンプンを包み込むように守っているので、体内に入ったときに消化酵素
が入り込みやすくなり、消化が早く進むのです。うどんに比べ、他のめん類はす
き間がつぶれ、消化酵素が入り込みにくいのです。             
                                    
  消化に無駄なエネルギーがかからないうどんは、食べたときにも胃に血液が集
中することなく、全身に行き渡ります。そうすると、血液に含まれる白血球は、
風邪のウイルスと互角に戦うことができるのです。             
                                    



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