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2007年02月15日

▼ そばの歴史

 そばは、典型的な日本の食べ物です。そのため、さぞ歴史が古いと思われがちですが、そばが登場したのは江戸時代初期のこと。その当時そばは「そば切り」と呼ぱれていました。うどんは、すでに室町時代に一般に普及していたので、そばの方が後発というわけです。

 江戸時代初期、街道筋の茶店ではめん類を扱うようになりましたが、店の看板は「うどん・そば切り」と書かれており、この時点では、またうどんが主流でした。 

 そばが江戸市中で普及するのは、江戸中期に夜の屋台でそばを売るようになってからです。この屋台は、当時「夜鷹そば」と呼はれていました。夜鷹とは、ゴザを抱えて客引きして屋外で売春する私娼のことです。そのため、夜鷹そぱの語源は、店の客がもっぱら夜鷹だったからたといわれています。ても、これも諸説あり、定説はありません。

 たた、当時の夜鷹そばは、かなり不衛生だったようです。そのため、夜鷹、人足といった下層階級の食べ物だったのでしょう。テレヒの時代劇のように、武士が「親父、一丁頼む」という光景は、なかったようです。

 一方、不衛生な夜鷹そばとは別に、店を構えたそば屋も急速に店を増やしていきました。江戸末期に刊行されたグルメ本、『江戸名物酒飯手引草』には、595軒の名店が紹介されています。ということは、江戸にはその10倍以上のそば屋があったものと思われます。



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