2007年02月19日
▼ そばポリフェノールが記憶力を高める
そこで、ポリフェノールによる酸化抑制実験をしてみました。ポリフェノールといえば、本書でも取り上げている赤ワインに多く含まれています。
そばと赤ワインから抽出したポリフェノールを、二匹のマウスに2週間与える実験の結果、そばのポリフェノールは、赤ワインのポリフェノールより記憶細胞の破壊を防ぐデータが得られました。
つまり,ソバポリフェノールは脳の記憶細胞に働きかけ、膜を張り、保護、活性化を促してくれるのです。
また、ある民間会社で、記憶力に関するこんな実験が行われました。被験者に0~9までの数字を15桁示し、直後に指定された用紙にその数字を記入するという実験です。はじめ、通常の状態で計測し、その後、そばから抽出したソバポリフェノールを2週間服用します。そして再度テストを行いました。
すると、ソバポリフェノール服用前と比べ、平均で1割もの正解率の向上が見られました。このように、そばは、記憶力向上のほか、老人性痴呆症の予防にも効果的と期待されています。
それでは、1日にどれくらいのそばを食べればいいのでしょう。ルチンは1日に約30ミリグラムを摂取するのが理想といわれています。そば1食(100グラム)には約100ミリグラムのルチンが含まれているので、1日1回そばを食べれば十分ということです。
また,ルチンを多く含んでいるのは,殼を含めたそばの実の外側の黒い部分です。そのため、中心部分だけを粉にした白い「更科そば」よりも、殼に近い部分を一緒に粉にすり潰した黒い「田舎そば」を食べた方が、ルチンをたくさんとることができるのです。
そして、ルチンはビタミンCと一緒にとると、より効果的といわれています。
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