2007年03月01日
▼ アフリカ生まれのゴマが世界を席巻した
ゴマのルーツは、200万年前のアフリカのサバンナ地帯です。そして、ゴマ
の栄養価に目をつけたエジプト商人は、嘘かまことか、牛1頭とゴマー粒とを交
換したそうです。こうして、古代エジプトに伝播したゴマは、またたく間にアジ
ア、ヨーロッパに伝わりました。世界四大文明が発達したところは、いずれもゴ
マを食用としていた痕跡が残されています。
ゴマというと、東洋の食べ物というイメージがありますが、実はアメリカでも
注目を集めています。アメリカの人気テレビ番組「セサミストリート」は、ゴマ
が縁で生まれたのです。
1952年、テキサス州に住む兄弟がゴマ事業で大成功をおさめ、その利益の
一部で町、教会、学校などの施設をつくりました。ゴマに感謝する意味で、この
町の大通りは、セサミストリート(ゴマ通り)と名付けられたのです。この町の
教育がユニークだったことからテレビ局が関心を持ち、つくられた番組が「セサ
ミストリート」だったというおもしろいエピソードがあります。
近年、ゴマが注目を集めるきっかけとなったのは、1980年に国連機関のF
AO(国連食糧農業機構)が「世界ゴマ開発会議」を設置してからです。この会
議では、高タンパクなゴマをもっと多くとるように世界に呼びかけたのです。
この呼びかけがきいたのか、世界のゴマ生産量は、それまでの70万トンから一
気に4倍の280万トンに増加したのです。
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